たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

フライヤーって、実はエモいファンアイテムなのでは?

こんにちは。

いきなりですけど、先日ツイッターでこんなアンケートを取りました。

フライヤー。ライブ後にスタッフの方が配布してる告知の紙ですね。色んなアーティストのツアーの告知が主。サーキットイベントなんかではアーティスト自ら配って回ってることも。

そのフライヤー、僕は今まで目を通したら捨てるか裏紙にするかしてたんです。でも、これって一種のグッズみたいなものとして保管するものなのかな?と思ってアンケートを取ってみた次第です。結果としては大多数の方がフライヤーを保管しているということで。

で、なんで突然そんな事が気になったのかというと。

 

こないだ通販でCD買ったんですよ。アマゾンとかタワレコオンラインとかじゃなくて、関西のあるレコード店のオンラインで。流通盤じゃないCDだったので。

で、お金振り込んだのになかなか来ねーなーと思ってたら後日電話が来まして。詳細は省くけどどうも向こうがこっちの住所を間違えて送ってたらしい。しかも色々な事情が重なって、返送されてきたCDの対応も遅くなってしまった。

後ほどメールでも連絡が来た。改めて送り直すと。で、読み進めていくと末尾に「お詫びに◯◯(買ったCDのバンド)のレア物を探して同梱しておきます」という文章が。

期待するやん。

いや、バンドの公式通販やったらともかくただのCDショップにそんな掘り出し物があるんかとは思ったけど。でも昔の特典のステッカーとかクリアファイル的なものが残ってたりするのかなと。期待するやん。

で、届いた封筒の隅にこんな文言が。

「昔のフライヤーが1枚あったので同梱しておきます。」

 

え?紙やん。

 

神じゃないよ。紙だよ。崇めてないよ。

そのバンドが初の全国流通盤をリリースした時のツアーの告知フライヤーでした。いや、確かに今は手に入らないものですよ。そのバンド、残念ながら今はデビュー時に期待されてたほどバズってはないんやけど、今ではアリーナ埋めてるバンドのメンバーからのコメントも寄せられてたりして面白かった。

とは言え、前述の通りフライヤーを毎回丁寧に捨ててきた俺としては、そこまでの価値があるもんか?と思ってしまった。でも、人によっては嬉しいのかも知れない。嬉しい人もいるのかも知れない。

で、じゃあみんなはどうなんやろ?と思って、アンケートを取ったというお話でした。回答してくださった方々ありがとうございました。

 

つか手に入るはずのなかったものタダでもらえるってなって勝手にハードル上げて勝手に文句言ってる自分、今思えばクソみっともないな…

 

というわけで、集めていくことにしました。捨てる予定で新聞とかと一緒にまとめてあったやつも掘り返してみました。

結論、もうおもろい。

よく考えたらこれ、ライブやツアーによく足を運ぶ人にとってはめっちゃ良い思い出の品じゃないか。今は最近のしか手元にないけど、古いフライヤーを見て過去のツアーの日程とか対バン相手とかを振り返るの絶対おもろいやん。「この頃まだこんな小さい箱でワンマンやってたんや」とか、「この対バン今やったら絶対チケット即完やろな」とか。

逆に、今までの自分がそうやったんやけど、ライブよりも音源を聴くことに重きを置いてる人にとっては特にフライヤーってただの紙。フライヤーじゃないけど、CD買った時に歌詞カードに挟まってる小さい告知の紙あるじゃないですか。俺あれも全部捨ててたもん。「歌詞を読んで曲を聴けたらいい」って考えやったから。今思えばめちゃくちゃもったいねぇ… 敢えて捨てることもなかったやろ…

 

というわけで今回はフライヤーの面白さに気づくことができたのでよかったですというお話でした。保管するまではいかなくとも、そもそも見ずに捨ててるって人は一通り目を通してみてはどうでしょうか。割と面白いです。あと普通に良さげなライブの情報ゲットできるかもよ。こんだけ掌返して急に人に勧めるのもアレな話ですけどね。

そんだけ。

では(=゚ω゚)ノ

Wiennersとネクライトーキーの対バンなんか楽しくないわけがなかった

行ってきました!

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最近ハマってるアイドルグループ「神宿」繋がりでここ最近の名前の登場率が異常に高いWiennersの対バンツアー。ド平日やから迷ってたけど、対バン相手がネクライトーキーってのもあって一般ながらチケットを確保しました。

会場はSECOND CRUTCH。仕事終わりに広島市内へ直行したが、ギリギリ間に合わないペース。駅からはそれなりに速歩き、終盤は普通に走ったけど、結局19時の開演には間に合わず。。。まぁ今回の目当てはWiennersやしな…ネクライトーキーは先月観たしな…と思いながらも入場。

 

ネクライトーキー

入場した時に既に演奏が始まってたのは "ジャックポットなら踊らにゃソンソン"。よりによって3月のハルバンでも先月の緑黄色夜祭でも演らなかった曲をorz

汗だくのまま後方から眺めながら、ネクライトーキーはゆっくり観て転換の時にクロークに荷物預けてWiennersからしっかり観ようと思ってた。しかしその後 "めっちゃかわいいうた"、 "こんがらがった!" と定番曲が続いて盛り上がって行くフロアを見て、我慢できなくなりました() 考えてみればネクライトーキーをこんな前方で観られるのも今のうちだけかも知れんと。

ちょうどこの次にMCだったので、サッとクロークにバッグを預けに行きました。

朝日「もっさMCうまなったよな」
もっさ「えへへ」
藤田「あんまり褒めたら調子乗るで」
一同「www」

みたいなやりとりが背後から聞こえてきました。

さて無事荷物を預けて自由になってからはボカロカバー曲と思われる2曲が続いた。"夕暮れ先生" と "きらいな人" かな?来週リリースのミニアルバム「MEMORIES」への期待がより高まる。

続くMCでは朝日さんが「Wiennersとネクライトーキー相性いい説がまことしやかに囁かれています」と謎の持論を展開。「みんなキーボード好きなんかな?色んな音出て楽しいもんね」と続けた根拠には確かに概ね同意やわ。

そこから「2つ前に出したMVの曲を」と "波のある生活"。

コメント欄でも物議を醸している一番Aメロ後の謎の変拍子はライブでも再現。マジで何の意図があるんやろ、あの部分。

 

"がっかりされたくないな" "ゆうな" を続けて演るのも長尺のライブでは定番の流れ。ただ可愛くて楽しいだけのバンドではないことを伝えておきたいかのように思える。

この2曲を披露出来たことを受けてか、次のMCでもっさが「ツーマンは曲いっぱい出来るから嬉しい…」とうっとり。もっさ可愛い。よく見たら全然可愛くないのに可愛いって今まで行ってきたけど最近垢抜けてきて普通に可愛い。

そこから繋げて朝日さんが「広島でのライブは3回目」という話に。初めては前回のツアーか。2回目はハルバン。まだ広島でワンマンしたことないんだよな。もっさが「まぁ今度のツアーには…広島がないんですけど…」って無駄に泣きそうな声で言ってて可愛かった。

広島も来てやー!との野次に朝日さん「いや、そんな簡単に決められへん…w」と苦笑い。

 

MCが終わると朝日さんが「新曲演ります!」と "音楽が嫌いな女の子" を。

遅れて入場した時間的にジャックポットが2曲目っぽくて、1曲目にこれを演ってたんじゃないかなぁと思ってたので聴けて嬉しかった。

最後は "オシャレ大作戦" で『広島ヘヘイヘイ』してからの "夕暮れサンセット" で締める定番の流れ。最終的にモッシュ起きてたなw

 

…あれ? "許せ!服部" どこで演ったっけ?順番忘れた。恒例となりつつある「1234!」の掛け声で音合わせする流れ、カズマタケイが一回ミスって、他のメンバーが「あ〜www」みたいな感じで煽るように詰め寄ってたのおもろかったw

 

途中でも書いたけど、5分ぐらい間に合わんかったから1曲目だけ観逃してると思うんだ。緑黄色夜祭でも最初に演った "あの子は竜に逢う" かな?それとも普通に開演が押しててジャックポットが最初やったんかな?

何にせよ、ライブを見る度に新譜への期待が高まっていきます。ボカロカバー曲の音源、楽しみやなー。

 

 

Wienners

何の曲から始まるか予想がつかない、どんな曲が定番なのかもあまり知らない。そんな状況でもはや若干の不安があったが、ハルバンと同じ "恋のバングラビート" からスタート。そして "TRADITIONAL" へと繋げる。

数少ない知ってる曲から始まって完全に掴まれた。

からのVo. 玉屋2060%さんのタイトルコールから始まった "ジュリアナ・ディスコ・ゾンビーズ"。あぁ曲名は聞いたことあるな〜とイントロを思っていると、この曲がハルバンで聴いた中で唯一曲名が分からなかった曲だったことに気づく。

 

途中のMCでBa. ∴560∵さんがネクライトーキー朝日さんの言ってたキーボードの話に言及。「キーボードとかシンセ好きな人にはWiennersとネクライトーキー最高の組み合わせじゃないですか?」と煽って客席から歓声。Key. アサミサエさんがそれを受け、鍵盤を頭上に掲げて「ほら、よく見な!」とドヤ顔して、玉屋さんに「いや、弾いてこそだからね笑」ってツッコまれてたのおもろかったw

曲しっかり聴く前から思ってたけどアサミさん普通に可愛いよなー。アイドルとか女優よりは、女子アナとかタレントにいそうな感じの美人。

 

その他は正直全然覚えてないです。曲知らんねんもん。でも楽しかった。メドレーとかもやってたけど一曲も分からんかった。MCも大したことは言ってない() でも玉屋さんが音楽を好きで、客のみんなも音楽を楽しむことが好きで、そういう空間やったように思う。俺もなんか知らんけどめっちゃ声上げて手挙げて飛び跳ねてたもん。

曲わからん分、最初に曲名言ってくれることが多かったのも嬉しかった。聞き取れんかったことも多かったけど。

 

最後の "蒼天ディライト" → "LOVE ME TENDER" でぐっちゃぐちゃになった。最後に知ってる曲で締めてくれてよかった。

といっても "LOVE ME TENDER" もサビまで行ってやっと分かるレベル。でも、そんな曲でついにモッシュに参加してしまった。それまでは、前からモッシュ勢がぶつかってくるのを押し返してその場でずっと観続けてきたんやけど、"LOVE ME TENDER" のサビで前からぶつかってこられた時に一緒になって前に突っ込んでいってしまった。最前でぐっちゃぐちゃになった。ライブでの衝動的なものってほんまにあるんやと思った。めちゃくちゃ楽しかった。

 

アンコールでは玉屋さんとアサミさんはそのまま、KOZOさんと∴560∵さんがネクライトーキーTシャツに着替えて再登場。さらに玉屋さんの合図で、ネクライトーキーメンバーが全員ステージ上に登場!

もっさが上着を脱ぐと出てきたのはWiennersのTシャツ。

まさか?と思ったら予想的中。朝日さんのカウントダウンから入り、Wiennersの演奏で "オシャレ大作戦" 歌ってくれた!対バンならではのコラボ!

アサミさんのキーボードでむーさんが一緒に弾いてたり、自分弾くとこない藤田さんが最前の客めっちゃ煽ったりもうぐちゃぐちゃ。俺も最前でぐっちゃぐちゃ。朝日さんの手に触れた。盛り上がったなー。

ほんまに楽しむことに重きを置かれたツーマンやった!平日に無理してでも行ってよかった!

 

最後に会場限定CDをしっかり購入。

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帰りはApple MusicでWiennersのベストを聴きながら「あぁ、多分この曲演ってたな」とか考えてました。

 

Wienners、ハルバンで観て以来2回目とは言え、今回はフェスではなく長尺のライブ。まともに曲を知らない。CDも1枚も持ってない。YouTubeしか情報が無い。そんな状況で観に行ってこんだけはしゃげるってすごいわ。

そういえば、ハルバンでも今回でも演らなかったんやけど、MV曲漁ってた中ではこれが結構好き。

いつか生で聴きたいなー。

 

アイドルソングライターとして界隈で有名な玉屋さん。神宿のMVのコメント欄にも「毎回玉屋さんの曲がいい」って声まであるレベル。だから、そっちで十分食っていけるのかも知れんけど、やっぱりバンドの形で自分で弾いて歌ってるのも観ていきたいなぁと思った。

10年選手のバンドやから、今更ここから爆発的に売れていくこともないやろうけど、アイドルソング制作とバンドを棲み分けて細々と続けて行ってほしいなと思います。

Wienners、遅ればせながらハマらせていただきます。楽しい音楽が好きな方、おススメです。一緒に遅れてきたファンになりましょう。

 

では(=゚ω゚)ノ

ビレッジマンズストアのライブはもっと多くの人に楽しまれるべき

ビレッジマンズストア兵庫初ワンマン@神戸太陽と虎!行ってきました!

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サーキットなどで出てたら何だかんだで必ず観てるビレッジマンズストア。この度ついにワンマンに参戦です。

タイトラこと太陽と虎も2年ぶりぐらいですね。というか兵庫県のライブってレア。2017年のalcott主催BUTAFES以来か。何なら初タイトラもこの時でした。

 

チケットは直前でソールドアウト!フロアから人がはみ出してドリンクコーナーまでぎっしりやった。

 

定刻通りではなかったが5分と遅れず会場が暗転、オープニングへ。メンバーが出揃って音出しが始まった途端に一斉に客が前へ押し寄せる。こんな揉みくちゃなライブは久々やな。

サーキットでもよく演る定番曲 "WENDY" からスタート!イントロからVo.ギイさんいきなり客席にダイブwww

続く "Don't trust U20" で今度は客席からダイバーが発生。ここまでの2曲で完全に会場の雰囲気が出来上がる。

3曲目は新曲 "墜落、若しくはラッキーストライク" やったんやけど、あんまり聴いてなかったから分からんかった… スタジオライブ映像もっと見とけばよかった…

"MIZU-BUKKAKE-LONE" ではギイさんが「道を開けろ!!もっと!!もっとだ!!うちのカッコイイギターが行くぞ!!!」と煽って客を左右に捌けさせ、空いたフロア中央にGt.岩原さんと荒金さんが降りてきた!ちょうど目の前に岩原さんが来てギター弾いてました…ギターの柄が何回か俺の指に当たりました… そもそも音源よりテンポ速かったな。めちゃくちゃ楽しかった。

イントロの16ビートがカッコいい "UTAUTAU" では間奏でドラムのソロパートが。せっかくの見せ場やのにメンバーのDr. みつるさんイジりがひどいw 

"盗人" では今回のセットリストの中で唯一、ギイさんがアコギを演奏。ワンマンではなくともサーキットでは観られない演出。

 

MCでは兵庫での初ワンマンという事実に沿ったトークを。Ba.ジャックさんはギイさん曰く神戸に来ると羽振りが良くなるらしい() 本人が語弊があると部分的に否定するも、ベースを5本持っててそのうち2本は神戸で買ったものらしい。まずベース5本持ってるってのがすごい。いやプロはそんなもんなんかな。

続いて荒金さんに話が振られる。この人の苗字「あらかね」やったんですね。知らんかった。「あらがね」やと思ってた。そして濁らない方の「あらかね」姓はもちろん非常に珍しく、その発祥は調べたところ神戸らしい。神戸に縁があるとのことで再び拍手が起こる。

いやでもほんま「荒金祐太郎」てカッコいいですよね。字面でもうカッコいい。正式加入してくれて良かったと思う。

 

MCを挟んで一番の代表曲 "夢の中ではない"。

何回生で観てもかっけぇよ。2番Aメロ終わりの『持ち帰れない』を、手を挙げて合唱するの楽しすぎる。

再び盛り上げた後、ギイさんが前方に押し寄せている客一人一人を指差して「お前と!お前と!お前と!お前と!お前の!!ロマンティックを火をつけて!!!」と、流通前のアルバム「シビリシブルブラック」から "ロマンティックに火をつけて"。

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このアルバムを買ったのは2年前のミナミホイール、当時初めてビレッジマンズストアを観た時でした。流通してる作品以外は全部廃盤になってると思ってたから物販で飛びつくように買った覚えがある。買っといてよかった。聴いといてよかった。

 

MCで再び神戸への愛を叫び、「また来たいから黙らせないでくれよ!!!」と繋げて "黙らせないで"。Aメロにもサビにも一緒になって声を上げるパートがあって、サビは四つ打ちを貫いてて、ほんまに盛り上がる一曲。

 

フルアルバム「YOURS」のラストナンバー "正しい夜明け" やカップリング曲 "最後の住人" など、ワンマンならではの曲も聴けて満足。

"逃げてくあの娘にゃ聞こえない" では定番のヘドバン。ハルバンで観た時ぐらいから思ってたんやけど、歌のキーは下がってないけど演奏だけ低く聴こえる。気のせいかな?イントロのギターに違和感を感じる気がするんだが。まぁそんなこと関係なくAメロの「フゥー!」で高々と手を挙げて踊ってました。

騒ぎすぎてどの曲か覚えてないけど、終盤の何かの曲で岩原さんと荒金さんがダイブしてきた。荒金さんを思いっきり受け止めた。去年のライブでも思ったけどあの赤スーツほんまいい生地してますよね。

岩原さんはガタイのいい男性客3人に神輿みたいに担がれて運ばれてたw

あと全体通して観てて思ったんやけど、この2人片方がリードギターで他方がサブギターっていう風に分けてないよな。曲によって2人ともリードのリフ弾いてる。こう言うことが出来るバンドは強い。

最後は "眠れぬ夜は自分のせい" で出し尽くすかのように叫び、神戸への愛と感謝を何度も繰り返して終わっていった。

 

 

アンコール前には、拍手や手拍子以上に男性客の野太い煽りが響き渡る() 「早よ出てきてやー!」「待てへんってー!」「みつるタバコ吸ってんとさぁー!」て友達かよwww と思ってたら次はどこからともなく「ジャック」コールが始まったw

コールに応えて、まずジャックさんと荒金さんが再登場。ジャックさん開口一番「求められてるね笑」とニヤケ顔。

アンコールは "ビレッジマンズ"。この曲を演らんとは思ってなかったから、ここまで引っ張ってきて自分の中では満を持して感があった。イントロからみんな飛び跳ねる飛び跳ねる。

サーキットとかでも最初に演る率高いし、何よりセルフタイトルに近い曲名を冠してることもあって、名刺代わりの曲になってると思う。ほんまにカッコいい。

あとこのサムネにちょうど写ってるから言うけどジャックさんの弾き方めっちゃカッコいい。指弾きなのと、ストラップが短いところが好み。

"ビレッジマンズ" が終わると再びメンバーが退場。これで終わりにしてはあっさりしてるが、照明もなんか中途半端についてて、終わりなのかまだあるのか判断しにくい状況に。

するとギイさんが一人で再登場し、

「ジャックのベースが壊れたので演奏できません!ジャック無しで演るのは考えられないんで、これで終わらせてください!」

ギイさん潔く言ってたけど悔しそうやった。でも、代わりにお礼を言わせてと言ってその後喋ってた時はそれでもやりきった顔をしてる様にも見えた。

アンコール、あと一曲ぐらい演る予定やったんかなー。ラストナンバーになりそうな曲で今回なかったものでいうと "PINK" 辺りかな。

 

メンバーも悔しかったやろうし客のみんなも残念やったと思うけど、誰も文句を言わず、ギイさんの退場時の拍手も鳴り止まなくて、みんな良い人やなと思いました。ただ激しくて楽しいだけじゃなくて、客も暖かくて雰囲気の良いワンマンやった。ジャックさんまた神戸でベース買ってくださいね。

MCで言ってたんやけど、太陽と虎でのライブは今回で20回目やったらしい。記念すべき20回目にして初ワンマン。エモい。

そして実はこの事実は受け売りで言ってるだけであるという話も。実はタイトラのスタッフさんが数えてて、今回で20回目ですねって伝えられて初めてメンバーは知ったと。スタッフさんのビレッジマンズストアへの愛、そして仕事に対する熱量が見えますね。素敵な話だ。

あと、このタイミングで太陽と虎でメモリアルなライブをするということ。口には出してなかったけど、先日亡くなった松原さんへの想いもあったんじゃないかと思ってる。ビレッジ、カミコベとかにもよく出てたし(今年は出てないけど)。今まで何度もライブしてきていつかワンマンしたいと思ってたライブハウスなんかいくらでもあると思うんですよ。ブッキングした時期は知らんけど、その中でタイトラを選んだのには意味があるんやろうなぁとか思ってる。そういう意味でも自分にとってのビレッジマンズストアの初ワンマンがこの日でよかった。

 

 

物販では会場限定シングル「墜落、もしくはラッキーストライク」と、ビッグシルエットのTシャツを。 

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Tシャツ、白か赤か青かでめちゃくちゃ悩んだ。白ならまだ私服としても着れるけど、青でもまだいけるんじゃないかなと。でもビレッジマンズストアかつリンゴのイラストって思うとやっぱり赤でしょ、みたいな。赤と青は夏限定カラーやったらしくてそこにも惹かれた。結局だいぶはっちゃけた色になりました。

ちなみにこれアレやからね、汗でシャツがびちょびちょになったから着替えとして買ったんですからね。この日天気も悪くて気温も高くなかったので、風邪引いたら大変ですから。だからこのTシャツはアレやから、グッズじゃなくて生活必需品やから。

 

 

マジでめちゃくちゃ楽しかったです。いつものようにレポ書いてきたけど、今までで一番記憶が曖昧。初ワンマンってことでパッと曲名が出てこない曲があったのもあり、セトリもMCのタイミングもうろ覚えです。つか適当です。言い換えればそんだけめちゃくちゃ楽しかったということ。

 

ビレッジマンズストア、大きくバズることはないかも知れんけど、着実に大きくなってる気はする。今回のライブ、ツアーとはちょっと違うけど結成15周年企画として各地を回っている(ビレッジなので村立15周年と称している)。結構なベテランなんだよな、このバンド。その印象もあってなのか、今更飛躍することも無いと思う。

それでももっと売れてほしい。メンバーがダイブしてくるところとか、狭いライブハウスならではのパフォーマンスが魅力的な面もあるけど、大きな野外フェスで沸かせてるところも観たい。キュウソのセイヤさんがフェスで筋斗雲乗ってるんやからビレッジがフェスでいつも通り演っても盛り上がるよ。

ライブを観た人は必ず惚れると思うんや。楽しいライブが好きな人はみんな絶対好きやと思うんや。声の印象でPINBALLSとかclimbgrowみたいな玄人好みの音楽性やと思ってる人もいたりするのかな。確かにその辺のバンドと交流はあるけど、ビレッジマンズストアは楽しさに重きを置いててエンタメ性が頭一つ抜けてる。4つ打ちもシンガロングも多いし。もっと多くの人に楽しんでほしいなと思います。

みんな今からでも聴いてみてください。そしてライブに行ってみてください。村立15周年企画もまだまだ続くので。

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よろしくお願いします。

 

では(=゚ω゚)ノ

 

ビレッジマンズストア

御礼参り "聖地巡礼行脚"

7/13 神戸太陽と虎

セットリスト(終盤順番曖昧)

WENDY
Don't trust U20
墜落、若しくはラッキーストライク
サーチライト
地獄のメロディ
MIZU-BUKKAKE-LONE
UTAUTAU
盗人
夢の中ではない
ロマンティックに火をつけて
変身
黙らせないで
帰れないふたり
正しい夜明け
最後の住人
逃げてくあの娘にゃ聞こえない
眠れぬ夜は自分のせい

(en.)

ビレッジマンズ

更新遅くなりすぎて色々時空が歪んでる夜の本気ダンスワンマンレポ

7月初ライブは夜の本気ダンスのワンマン!

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夜ダン、これで観るの7回目なんやけど、実はワンマンは初めてなんですよねー。対バンとかフェスばっかりやった。あとアラウミドス。あれもフレデリックドアラとの共催スリーマンやし。

そんな夜ダンのメジャーサードアルバム 「Fetish」リリースツアー。アルバムがめちゃくちゃ良かった。リード曲はこれぞ夜ダンって感じの四つ打ちやけど、その他の曲はかなりバラエティに富んでる。これは平日でもツアー行く価値あるぞと。

 

会場は今年度初の広島CLUB QUATTRO。後方席が幕降ろされてたからソールドアウトには程遠い状況やったんやろうなと思うけど、フロアはそれなりに入ってた。休日やったらだいぶパンパンになってたんじゃないかな…つかやっぱりクアトロがデカすぎるんだよ。広島ほんま程よいキャパの箱ない。

 

開演は5分ほど押してた。平日やからか割とギリギリに入場してくる人が多くて、それを考慮してるのかなと思ったり。近くの女の子が開演時間を数分過ぎた頃に入ってきたお友達と合流してて、「よかった〜まだ始まってなかった〜!間に合った〜!」て言ってたのが微笑ましかった。

と思ってたら急に来た。場内BGMも照明も一気に消えて真っ暗になり、ホールライブ並みの歓声が上がる。

そしてそこから鳴り始めたのは、アルバムのオープニングナンバー "Ain't no magic" のイントロ。メンバーは真っ赤な照明の中で拍手や歓声を煽ることもなくクールに登場。オーラがやべぇ。そのまま音源と同じタイミングで演奏開始、照明も一斉にライトアップ。アルバムのオープニングをそのまま再現したかのような演出。カッコよすぎる。

というかオープニングが "ロシアのビッグマフ" じゃなかったのは今まで観てきた中で初めて。あの曲に合わせて現れて、音合わせからのちょねさんことVo.米田さんが「こんばんは僕たち京都のバンド夜の本気ダンスですよろしくお願いします」って早口で言うあの一連の流れ。あれがなかった。自分たちのツアーではいつもそうなんかな?あれはフェスとかでの仕様なんかな?とか考えたり。

そのままリード曲 "Sweet Revolution" で完全に客席も火がつく。

びっくりしたんやけど、この曲のイントロのリフ、ちょねさんが弾いてたんやな。てっきりリードギターのニシカズこと西田さんが弾いてると思ってた。

続いて "SHINY" を演ってからMC。

ちょねさんがここで「こんばんは僕たち京都のバンド夜の本気ダンスですよろしくお願いしま〜す」とゆるりと挨拶。続いてDr.鈴鹿さんがマイクを取り、もはや喋り出す前から笑いが起きる。ここから鈴鹿タイム。

「広島のみんな元気ですかー!広島のみんなって言うけどな、広島言うても色んなところから来てるんやろ!知ってるからな!こっちは何回もツアーしとんねん!」と謎に遠征組を煽る。

「色んなところから来てくれてるんかな!広島やったらそうやな、山口とかやんな!」と言ったところで山口から来てたのであろう客席前方の女の子が反応し、それに対して「今日帰り気ぃつけや!送ってったろか?」と口説き始めたw

次に「あとは岡山とか…」と言いかけたところですぐさま男性二人組が挙手。

鈴「岡山の人は(移動手段)何で来んの?」
客「チャリ!」
鈴「チャリ!!?」

さすが夜ダン。客もノリが良い。

各地から色んな人が来ているということで、「『広島のみんな』じゃなくて『広島に来てくれたみんな』やもんな!!」と言い方に配慮するように努めようとするも、その後全然言えてませんでした。最後の方「広島の皆さ広島にお越しの皆さん楽しんでますかー!!」てめちゃめちゃスムーズに言い直してたからなw

 

"Magical Feelin" を演ったあとのMCでは、Ba.マイケルが前回の広島でのライブ、俺も行ってたハルバンに言及(詳しくはこちら)。当時のMCで話してた鈴鹿さんが広島の薬局のポイントカードを作った話を掘り返し、今回もそのカードを見せつけてくるのかと思いきや「こないだの札幌で米田がセイコーマートのカード作って見せた時に異常に盛り上がったの見て心折れた、あれを超えられる気がせんくてカード家に置いてきた」

見たかったなその盛り上がりwww

マ「ちなみにその後カード使ったん?何か買ったん?」
鈴「歯磨き粉買ったわ!デンターよデンター!」

あぁ、そう…w

ここでMCが終わるのかと思いきや今度は鈴鹿さんがニシカズに振る。自信のある広島ネタを持ってきたようだったが、

「広島ってことでね、『仁義なき戦い』を全部観てきましたよ。」

なんでそんな渋いところチョイスしてくんのw 俺も知らんかってんけど仁義なき戦いって広島の話なんですね。ストーリーすら知らないですけどね。

客席の反応が微妙なことにちょっとずつ気づいていくニシカズ、「広島県民たるもの仁義なき戦いは観とかなあかんもんって……わけじゃないみたいですね」と察した時の薄ら苦笑いがクソおもろかったです。

西「仁義なき戦いでウケると思ってたから俺もう出鼻くずっ挫かれて」
マ「動揺して口ついてきてないやん笑」

メンバー間のやりとりが微笑ましい。

仁義なき戦いで会場のボルテージを地まで落としたニシカズ、「落ち着いてきましたね。んじゃしっとりした曲でも…」と言うので客席からおー?と歓声が上がるも、鈴鹿さんが「勝手にセトリ変えんなや!」とツッコミ。ちゃうんかいwww

 

鈴鹿さんが軌道修正して振り直し、「長い時間踊れますかー!」と叫んでメドレーセクションの本気ダンスタイムへ!

始めに前作「INTELLIGENCE」から "BIAS"。この曲は音源では次のトラックと繋がってるから、メドレー形式の本気ダンスタイムに入れ込んでくるのにはちょうど良い曲のように思えますね。

からのついにちょねさんがネクタイをほどき、"fuckin' so tired" が始まると「この曲は知ってる!」とばかりに客が一斉に前方へ押し寄せる。俺の前にもなんか女の子2人ぐらい入ってきてツーステし始めた。

本気ダンスタイムは過去曲メドレーってイメージやったけど、ここでアルバムから "NAVYBLUE GIRL" も演奏。音源ではフェードアウトで終わるけど、メドレーに組み込まれてアレンジが加えられ、そのまま "escape with you" へと続く。サビで手を左右に振るこの曲もライブ映えするよね。

そして最後、"escape with you" のリフを弾いてたはずのニシカズのギターリフがいつのまにか "Take it back" に変わってて鳥肌。過去曲と織り交ぜてメドレー作っといて新曲への繋ぎも完璧って強すぎるやろ。

本気ダンスタイムが終了し、一呼吸置いて演奏された "Music For Life" ではマイケルが珍しく指弾きしてた。

 

次のMCで、マイケルが客席にいた小さい子どもに触れ、「ちっちゃい子がずっと手振ってくれてんねん…///」とめっちゃ嬉しそうな顔。

開演前に見かけてました。小さいお子さん二人とご夫婦。今回、グッズの中にガチャガチャがあるんやけど、下の子が「ガチャガチャする!回したい!」てゴネててめっちゃ可愛かったほんまに。家族でライブっていいなぁ…

マ「(鈴鹿さんを指して)絶対こんな奴と結婚したらあかんで!」
鈴「こんな奴とも結婚したらあかんで!色々細かいで!時間とか細かいで!」
マ「こいつ全然時間守らんで!」

と謎の言い合いが始まるw ちなみに、結婚どうこう言うてたけどお子さん多分二人とも男の子やったよ?w

そのお子さんから始まってまたトークが広がる。

マ「そんな幼少期からロックを聴いてたらどんな風に育つんやろうな」
鈴「俺なんかもうSMAPとかその辺よ…西田どう?小さい頃から夜の本気ダンス聴いてたら今頃どうなってた?」
西「…もうちょっと明るくなってた。パーティーピーポーになってた。」
鈴「パーチーピーポーてw」
西「いやいやちょっと待って、俺ちゃんとパーティーって言ったから。この人はすぐ僕の喋り方を揶揄してくる」

何の話してんの?w

 

まだ続きます。というか話が変わります。ニシカズまさかの仁義なき戦いを掘り返す。w

西「さっきの仁義なき戦いで…」
マ「まだやんの!?仁義なき戦いに帰ってくんの!?www」
西「いやあのひとつ訂正しないといけない事があるんですよ、あれ広島市じゃなくて呉市なんですよね、舞台が。広島はそういうの大丈夫なんですかね、呉市広島市じゃないからあかんみたいな…京都やと宇治市なんかは京都市民が色々言うたりするから…」

さらりと地元をディスるニシカズ。別に広島県民はそんな意識ないと思います。知らんけど。強いて言うなら尾道や福山は遠すぎて同じ県内って感じがしない。

からの冒頭に話してた「広島にお越しの皆さん」の話に。アットホーム感があるって意味なんやろうけど、鈴鹿さんが突然「広島のみんなって中2のクラスって感じするよな」と言い出す。

マ「中2ってええよな、中1やったらまだ入学したばっかりで緊張してて、中3やったらもう卒業とか見えてきて寂しくなるんよな」
西「いやその話膨らませんでええから、みんなついてきてないから」
マ「仁義なき戦いよりはついてきとるわ!」
西「あぁそう…じゃあ続けたまえ」

ってやりとりがおもろすぎた。ニシカズめっちゃ味あるわ…ワンマンやったらこんな喋るんか。推せるわ。

 

どのタイミングでした話か覚えてないけど、仁義なき戦いに絡めた話の後やったと思うんやけど、「西田ヤクザ絡んでんの?」みたいに振られてニシカズが「闇営業とかしてないですよ。このライブもちゃんと事務所通してますからね」て言ったのめっちゃヒヤッとしたなwww

 

やっとMCが終わり、アルバムからのスローテンポ曲 "Eternal Sunshine" の前にはちょねさんが「次の曲はさ、ざっくり言うとラブソングなんだけど、ちょっとみんな横ノリみたいな感じで一緒にゆらゆらしてくれたら嬉しいです」とリクエスト。しかし客の横ノリのキレが良すぎて「あ、いや、そんなキビキビしてくれなくてもいいよ?」と結局笑いを誘う。

"Eternal Sunshine"、普通に良い曲ですよね。フルアルバムに一曲入ってくるしっとりソング的位置づけ。「INTELLIGENCE」の時はその位置の曲がどれなのか分からんかったけど、今回はほんまにアルバムの中で各曲のキャラが立ってて飽きない。

 

ここまで来て「もうすぐ終わりです。」とちょねさんが言い、ラストスパートへ。

「皆さん最後まで踊れますか?クレイジーに踊れますか?」

の一言で一斉に歓声が上がり、"Crazy Dancer" へ。からの "WHERE?" では小規模ながらサークルモッシュも。この2曲で一気に汗かいた。これを聴きに来たんだよとでも言うんかってほどにフロアも一気にぐちゃぐちゃに。

その流れでドロップされた "Monster (Roguelike life)"。アルバムの中でも、というか夜ダン史上かなりの異彩を放ったサウンドメイク。いつかは夜ダンも電子音とかストリングスみたいな同期使っちゃうのかなと思ってたけど、オルガンってなんちゅうセンスしてんだよって。実際には同期で重ねてるようにも思えたし、エフェクター使ってニシカズがギターで音出してるようにも聴こえた。真実は分からん。

その曲のアウトロをスパッと切り、ちょねさんのタイトルコール "TAKE MY HAND"。歓声が上がる暇もなくイントロが爆発してまたフロアぐっちゃぐちゃ。

最後に「永遠に若いままで」とアルバムのラストナンバー "Forever young"。イントロから洋楽感の強い曲。初期のバニラズとか好きな人にも聴きやすいんじゃないかな。

Forever Young

Forever Young

まさにオーディエンスみんなが若返ったかのような熱気のまま本編が終了した。

 

アンコールでは鈴鹿さんだけTシャツに着替え、他のメンバーはそのままの衣装で再登場。

ちょねさんが広島での思い出を語る。その中で、広島の楽器店でもらったピックを見せようと、足元のピックケースを漁るちょねさん。そして顔を上げて、

「持ってくんの忘れましたね。」

ちょwww

そこからのメンバーのやりとりがもはや漫才。

マ「(ピック)もみじ饅頭のやつやんな」
米「そうそう」
マ「もみじ饅頭で弾いたらええんちゃうん」
米「一瞬で潰れるわ笑 餡子ぶちゅってなって終わりやわ笑」
鈴「生もみじ饅頭やったらええ感じにムニってなって…」
米「そういう問題ちゃう、素材の問題ちゃう」
マ「揚げもみじ饅頭やったら逆に硬いからええ感じに…」
米「ええって!被せてこんでええって!」
米「…(ニシカズをチラ見)」
鈴マ「欲しがってるやんwww」
米「いや、来るかと思った笑」
西「いやぁもう…楽しくやってくれれば」
一同「www」

もう何なんこの人ら?芸人なん?お互いにボケ合ったりツッコミ合ったりたまに欲しがったり芸人なん?バンドやと思ってたけど芸人なん?

 

茶番が終わり、ちょねさんが「2曲ほど演らせてもらいます!」と言い、何が来んのかなと思ったら

「アルバムの中であと1曲だけ、まだ演ってない曲があります」

マジで!?と思った。アンコール1曲目は "Movin' "。Creepy Nutsとのコラボ曲。コラボ相手がいないから演らんと思ってた。ちょねさん一人でR-指定パートも歌うんか?と思ってると

「ご覧の通り、今日ここにR-指定くんはいません。ごめんなさい。じゃあ誰が彼のパートを歌うのか?僕の後ろにいる彼が歌います!」

最高。鈴鹿さんがドラム叩きながらあのラップパート歌い切ってた。めちゃくちゃカッコよかった。どうなってんのあんたのリズム感。

これ、ツアーファイナルの大阪公演でCreepy Nutsゲストで来るような気がするけどさすがにないかな…行く人見届けてきてくれ。

 

そしてアンコール2曲目、もう何が来んのか分からんかった。だからこそ、最初のマイケルのベースでクッソ上がったし周りも大歓声。

"戦争"。久々に聴けた。

メジャーデビュー以降しばらく演らなくなり、最近になってまたセトリに入ってきてたのを忘れてた。二番サビ前に全員でしゃがんで、サビで一斉に踊るあの流れ。めちゃくちゃ楽しかった。最後の最後にぐっちゃぐちゃになった。

 

これでほんまに終わり。最後に写真撮影。

3枚目の集合写真、思ったよりはっきり写り込んでしまっています。全然違うバンドのシャツ着てんのに。

鈴鹿さんが最後にMCでの中2のクラスの話を引っ張ってきて、「2年2組のみんなありがとう!」と挨拶。なんで2組なんかは知らんけど。

去り際に「岡山までチャリで帰る彼も気をつけてな!」と付け足しw 序盤のネタまで全部回収して、ちゃんと客もイジる。さすがMCモンスターやなぁともはや感動した。

ほんまに楽しいライブでした!

 

物販ではラババンとタオルを。あとショッパーがついてきた。

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バンドグッズはシンプルなロゴものが好きです。

 

夜の本気ダンス、ほんまに改めて好きやなーと思った。好きなバンドのワンマンってこんなに楽しいんやな。

夜ダン正直、ピーク過ぎつつある。今回のツアーもなかなかソールドアウトしてない。再生回数も全然伸びてない。でも今ぐらいでいいと思うんよなー。メジャーデビュー前にフェスで観て押し寄せたキッズがメジャーデビュー後に綺麗に捌けて、ほんまに好きな人が根強く残ってる感じ。それでいい。確かにメジャーでの楽曲は初期のような露骨な4つ打ちは減ったかも知れんけど、元々洋楽ルーツ感の色濃く出てるバンドやったし、むしろ今の方が楽曲的にはクオリティ上がってると思う。今の夜ダン聴いて「昔ほど踊れへん…」とか思う奴はもう何聴いてもダメ。多分今頃マカロニえんぴつ聴いてるしそれも来年には飽きてる。

逆に、今ちょっとでも夜ダンを気になってる人、また「INTELLIGENCE」辺りで冷めかけてた人、騙されたと思って「Fetish」を聴いてほしい。ほんまに名盤やで。何ならツアー行ってほしい。まだ日程半分残ってるから。

夜ダンには末永く踊り続けてほしいし、自分も夜ダンで末永く踊り続けたい。みんな聴いてみてください。

 

では(=゚ω゚)ノ

 

 

 

更新モタモタしてたらさっき色々解禁されました!!

マジでファイナルにCreepy Nuts来るよ?"Movin' " 絶対盛り上がるやん…!!ツアー後半戦も盛り上がって行くことでしょう。

 

改めて、では(=゚ω゚)ノ

 

夜の本気ダンス "Ain't no she see" TOUR

7/5 広島CLUB QUATTRO

セットリスト

1. Ain't no Magic
2. Sweet Revolution
3. SHINY
4. Magical Feelin'
5. Oh Love
6. Bob Dance Bob
7. BIAS
8. fuckin' so tired
9. NAVYBLUE GIRL
10. Escape with you
11. Take it back
12. Music For Life
13. Eternal Sunshine
14. Crazy Dancer
15. WHERE?
16. Monster (Roguelike life)
17. TAKE MY HAND
18. Forever Young
en1. Movin'
en2. 戦争

2019年上半期個人的お気に入りMV曲まとめ

2019年もう半分終わり…?え…マジで…?えぇ……?

 

というわけで2019年上半期によく観てた聴いてたMVを紹介していきます。別に公開されてから今日までマジでずっと観てるわけじゃないですよ。でもその時々に鬼リピしてたなーって曲を一気に。1つのアーティストにつき1曲にしました。

多すぎて全部サムネ表示してるとクソ重くなるのでリンクで。最後に、特に気に入ってた曲3つだけ厳選してサムネ表示にして、ついでに長々と語りたいと思います。なんかええ感じにちょうど30曲+3曲になりました。

順位つけるの大変なので公開日順に時系列で並べようかな。では。

 

 

奴隷の唄 / teto
年明け一発目に公開されたMV。アニメーションMVってあんまり好きじゃないんやけどこれはマジで好き。

 

スクランブル / vivid undress
今年最初に出会ったバンド、vivid undress。今聴いても爽やかな切なさがあって綺麗なメロディやなと思う。

 

Dance With Me / SHE'S
SHE'Sが出せる最大限のポップって感じ。なんかもう聴いててほんまに楽しい。

 

スキライズム / フレデリック
"逃避行" も "エンドレスメーデー" も好きやけど、よく聴いたという意味ではやっぱりこいつの中毒性はすごい。

 

UTOPIA / FINLANDS
FINLANDSもなんか聴いてしまう依存性がある。ソロになっちゃったけど、衰えることはないんやろうなぁと思う。

 

めちゃめちゃ生きてる / パノラマパナマタウン
メジャーデビュー以降のパノパナの全てが詰め込まれてる。ワンマンめちゃめちゃ楽しかったです。

 

Highway Cabriolet / 赤い公園
去年の "消えない" に続いてこれも津野さんの才能が爆発している。石野理子さんが加入してからの赤い公園はマジでヤバい。

 

LOVE SONG / SEKAI NO OWARI
度肝抜かれた。セカオワいつの間にこんなただのカッコいいバンドになってたんや。

 

Wonderland / iri
こんなタイプのシンガー好きになったの初めてだよ…カッコよすぎるよ。

 

Koi / androp
"Hikari" がバズって以降のandropのバラードはどれも強い。この方向性で行くのかな?声に合ってるし正解な気がする。

 

白日 / King Gnu
今年最大のバズソングですよね…何がカッコいいんか言葉にできないけど気づけば聴いてたよね…これがなかったら多分 "Slumberland" を選んでました。

 

ノーベル / mol-74
今モルカルが評価されないのはマジでおかしい。記事一本書いてるので詳しくはそちらで。

 

Aurora / BUMP OF CHICKEN
何だかんだ原点。アルバムと初ライブ楽しみでしかない。

 

ソルジャーガールズ / FERN PLANET
再生数の伸びと外国からのコメントの多さが、「この曲」の人気を示してる。奈良のバンドなので応援してます。

 

THE CHAIR / w.o.d.
w.o.d.どハマりしました。こんなに全部の楽器が独立してカッコいいスリーピースある?

 

ギリ昭和 / キュウソネコカミ
元号が令和で良かった。最高のゴロになって本当に良かった。

 

ハンカチ / ココロオークション
まっすぐで爽やかで疾走感があって王道。ワンマン面白かったよ。

 

バッド・レピュテイション / ナードマグネット
ナードマグネットってどんなバンド?て聞かれたらこれ聴かせたいレベルにパワーポップ野音行きてぇ…

 

はにかんでしまった夏 / indigo la End
サビの高音の伸ばし方に初期絵音を感じる。こんな悲しげな曲調でなんでカッコいいんだよ。

 

メトロポリタン / なきごと
なきごとはマジで来る。ガールズバンドに必要なもの全部持ってる。

 

BUBBLE-GUM MAGIC / KEYTALK
全てが移籍きっかけってわけでもないやろうけど、KEYTALKがついに好き勝手やり出した感ある。好き。

 

君の唄 / 阿部真央
あべまのこういうまっすぐな応援ソング好きですねー。サビ後のウォウウォウのメロディが鳥肌もの。

 

グラフィティー / パスピエ
イントロのクラビネットからナリハネ大暴れ。エグい。というアルバムエグかった。ワンマンもエグかった。今のパスピエはエグい。

 

銀河高速 / ハンブレッダーズ
吉野エクスプロージョンのサポート転向を乗り越えて、ハンブレは更に跳ねられると確信できる一曲。

 

Sweet Revolution / 夜の本気ダンス
これぞ夜ダン。どこまでも四つ打ち。MVも "B!tch" がカラフルになったみたいでカッコいい。

 

クローバー / サイダーガール
サイダーガール何だかんだ良メロディなんだよなー毎回。

 

パレードは終わりさ / the quiet room
クワルー覚醒。過去最速の伸び。いいんだよsumika路線で。ロッキンで爪痕残してきてください。

 

まっさら / KANA-BOON
ゆっくり休んでな、めしだ。ゆっくり待ってるから。

 

Traveling / sumika
sumikaもう何でもできるやん…何でも歌えるやん…

 

ベートーヴェンのホワイトノイズ / PELICAN FUNCLUB
気になりつつあったペリカンの沼についに落ちそうである。演奏も歌詞の言葉選びも秀逸すぎる。

 

 

では続いてトップ3を。

 

 

お控えなすって神宿でござる / 神宿

いやぁもう今年の上半期は神宿でしたマジで。自分でもこんなハマると思ってなかった。

度々言ってるけどWienners玉屋2060%さんの才能がほんまにすごいと思う。こんなにWienners自身の曲にしか聴こえんアレンジに仕上げといて、歌詞は全力で提供先のアイドルに染めてる。でんぱ組やベビレの代表曲手がけてるだけある。あと神宿やからなのか、ラスサビ後のメロディがちょっと和風なのもグッド。玉屋さんマジで神が宿ってる。

で、こんな地下感の強い振り切ったアイドルソング、夢アドにハマってなかったら絶対聴けてないと思うんですよ恥ずかしくて。夢アドでも最初 "くらっちゅサマー" とかMV直視できなかったもん。

バンドマン提供きっかけとは言え、自分が好きになれる曲の幅が広がってる事が単純に嬉しい。ここからアイドルにもどんどん手を出して行きそうな気がしますよね。うん。終わったね。

 

 

青春と一瞬 / マカロニえんぴつ

マカロニえんぴつがもう大変なことになっております。"ブルーベリー・ナイツ" も意味わからんぐらいヒットしてるけど、そのあと出してきたこの "青春と一瞬" は更にヤバい。つか1アーティスト1曲縛りやめときゃ良かった。

マクドナルドのタイアップでこんなバラードぶっ込んだくるか?ポテトの揚がる音をベースで忍ばせてくるセンスも神がかってる。キーボードが特徴的なバンドなんやから、電子音でそのまま鳴らしてもっとキャッチーに仕上げることも出来たのに、それをしないはっとりの絶妙な塩梅。でも歌詞では『青春と一瞬はセットなんだぜ』と、ちゃんとマクドに繋がる言葉でサビを締めてる。タイアップ先との距離感を分かり過ぎてる。

シンプルな直球バラードのようで、サビ後のギターフレーズは不協和音にならない程度にちょっと捻くれてて、個性が出てる。マカロニえんぴつの曲やなって分かる。

下半期、ミニアルバムとツアーで更に大変なことになると思う。どこまでもOKKAKEます。

 

 

Pretender / Official髭男dism

髭男は正直、あまり詳しくなかったところから一気に売れすぎて、ついていけてない。King Gnuあいみょんなんかもそう。CD買いたいという気持ちの優先順位は低い。でも逆にCD持ってない分、MVで鬼リピした。イントロのギターもサビのメロディも全体通しての韻の踏み方もめちゃくちゃ綺麗。

サビの『それじゃ僕にとって君は何?』って歌詞、上手いよな。「君にとって僕は何?」と相手に答えを求めるのではなく、自問するしかない切なさ的な。こんな美しい失恋ならしてみたいわ。

あと細かいところではBメロの『出会える世界線 選べたらよかった』ってあるけど、『世界線』ってワードのチョイスが今時やなって思った。ツイートとかでもよく見かけるようになってきてる。なんかゲームの影響もあるらしい。元々学術用語で、こういう意味で使う単語じゃないからね。時代とともに言葉の意味が変遷するところをキッチリ掴んでる感があって、そういう意味でも今この時代に売れるべくして売れてきたバンドなんやろうなぁと。

次、甲子園のテーマソングやったっけ。もう当分止まらんやろうな。勝手にどこまでも売れてくれ。

 

 

以上です!どうでしょう!聴いたことない曲があれば是非!聴いたことあるやつは下半期も引き続き愛してください!

思えば2010年代最後の下半期がやってきますよ。どんな曲たちに出会えるのでしょうか。楽しみですね。

では(=゚ω゚)ノ

7月のライブ予定

梅雨、遅れて来といて本気出しすぎやろ。雨マークしかねぇよ週間天気予報。

 

 

先日のねごとのライブで、6月のライブが全て終わりました。今週末は久々にライブがないです。ライブがない週末は5月半ばのココロオークション以来6週間ぶりです。

6月は1ヶ月のライブ本数が過去最多の5本を記録しました。もっと行ってるイメージですかね。意外と行ってないんですよ僕。もっと行ってる人いますよね。意外と大したことないんですよ僕。

さて、もちろん7月にもいっぱいライブ行きますよ。今月ほどではないけど。今のところ予定しているライブを並べていきます。どれもチケット残ってるので興味持ってくれた方は是非行ってみてください。

 

7/05 夜の本気ダンス@広島CLUB QUATTRO

アルバム「Fetish」リリースツアーの広島公演。アルバムめっちゃいいわぁ。平日なんですけど午後休orフレックスで早退する許可をいただけましたので行ってきます。

いやライブのために休んだんじゃないですよ。その日の昼過ぎにちょっと家にいて工事に立ち会わないといけないんで、お休みいただいたんです。本当です。マジで。

まぁ夜ダン狙って工事の日程調整したよね!

 

 

7/13 ビレッジマンズストア@神戸 太陽と虎

13〜15と、海の日を含む3連休ですね。14日に地元で用事があって関西に帰るので、どうせなら関西のライブ行きたいなと思ってたらちょうどいいのが入ってきました。即チケット申し込みました。

ビレッジマンズストア、3回ぐらい観てるけどワンマンは初ですね。兵庫県でのライブもいつぶりか分からないレベルで久々。楽しみー。

 

 

7/14 神宿 フリーライブ

これは正直迷ってます。前日の13日も梅田で特典会があるんですけどビレッジが被ってるので断念。後からこの14日分が発表されて、先述の地元の用事の前に行ってこようかなと思ってる。

ただつい先日クアトロツアーも発表されたんですよねー。広島公演は8/30で別のライブが被ってるんやけど大阪公演はお盆やから行けるんですよ。そっちに絞ってもええかなと思わなくもない。まだ悩んでます。フリラやし。

 

 

7/17 Wienners@広島SECOND CRUTCH

神宿きっかけでWiennersにもハマりました。ボーカルの玉屋2060%さんが神宿の最近の曲を結構手がけてるんですよ。さっき載せた曲もそう。まぁこの人でんぱ組とかにも提供してて、もはや界隈ではアイドルソングライターとして名を馳せてるけど。

そんなWiennersの対バンツアー。ハルバンで観たけどやっぱりまた観たい。しかも対バンがネクライトーキー。平日やけど定時直帰決めて行くしかねぇ。最悪ネクライトーキー頭間に合わなくてもいいよ。Wiennersが観たい。マジでWiennersが観たい。ギリギリまで粘ろうと思ってたけど、ソールド公演が出始めたのでチケット買いました。定時退社キメられますように。

 

 

今のところこんな感じですね〜。神宿はともかく、夜ダンビレッジWiennersって何ともまぁアホになれそうなライブばっかり() どれも思いっきりはしゃぎたいと思います。

8月にサマソニとワイバンがあるので(あとそもそもお盆帰るので)結構な出費になると思うんですけど、だからと言って7月のライブを抑えるわけではない。何ならガンガン平日攻め始めた。2019年後半もいっぱい行くやで!

 

では(=゚ω゚)ノ

ガールズバンドを聴くきっかけになったねごとの最初で最後のライブ

1ヶ月のライブ数の最多を更新した6月の5本のライブのラストにして、5月半ばからの6週連続ライブのラスト。ねごとのワンマンに行ってきました!

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大学に入ってすぐぐらいの頃にめちゃくちゃ聴いてたねごと。ライブやフェスが趣味になる前にハマったから、逆に一回も観たことがなかった。ここ数年もずっと都合が悪くてライブに行く機会がなくて、フェスとかですら観たこともなくて、いつか観たい一度観たいと思い続けてるうちに解散が発表されてしまいました。

というわけで初めて観ることが叶いました。今回がラストツアー。逆によく取れたよチケット。

 

最近の曲、とりわけEDMに染まり始めてからの曲は詳しくなかったので、電車の中で聴いて予習しながら会場へ向かう。CDもフラゲとかするほどではなくなってたとは言えこまめに揃えてたけど、やっぱり聴いてるバンド・持ってるCDの数が増えすぎてそれぞれの曲を覚えられなくなってきたな、最近。覚えられないのは歳のせいもあるかも知れんけど。

会場は広島SECOND CRUTCH。6月の広島でのライブ、3本あって全部SECOND CRUTCHや。

もちろんチケットはソールドアウト。当然ながら先週のパスピエより全然ギチギチ。人の多さもやけどガールズバンドってことで大半が男性客だったので、体積的な意味でもかなり満員。

 

入場が完了するまでに時間がかかっていたっぽい雰囲気もあり、5分ほど押してた。ギターの音出しも割と直前までやってた。

照明が落ちるとBGMと一緒にメンバーが登場し、アイドルの現場かと思うほどの野太い歓声が上がる。

メンバーがスタンバイし、特に音出しや挨拶をすることなく、Vo. 蒼山幸子以下さっちゃんの弾き語りから始まった1曲目 "インストゥルメンタル"。

しっとり幕を開けたかと思えば「こんばんは、ねごとです!」とだけ挟み、歓声と拍手に被せるように "透き通る衝動" "DESTINY" "sharp #" とアップテンポな曲を立て続けに演奏。

その後も、4,5曲畳み掛けては挨拶程度のMCを挟んでまた演奏という、ひたすら曲を聴かせるスタイルやった。元々長々とMCをしないバンドなのか、ラストツアーということで楽曲を届けることに重きを置いているのか分からんけど、よく歌い続けられるなというほどにとにかく演奏。

よく歌い続けられるな、もやけど、さっちゃんの歌がめちゃくちゃ上手くなってた。デビュー当時や、それこそ閃光ライオットの時のライブ映像を観たことがあって、どちらかというと下手に入るレベルやと思った覚えがあったのにこの進化は何だ。CD音源しか聴けていなかった数年間でどんだけ洗練されてんだ。過去の曲も歌い方が違って聴こえて面白かったな。ちょっとクセが強くて尖った声を聴いてきた初期曲が、大人になった今のより透き通る声で歌われてて美しかった。

 

ずっとCDだけ聴いてきた身としては、さっちゃんの声が聴けるだけで十分やった。正直言うと全然見えなかった。ここ最近のライブで一番見えなかった。背の高い男性客が多かったからね。Gt.瑞紀さんは背が高いから辛うじて顔が見える程度。ギターソロで前に出てきたりなんてこともあんまりなかったな。Ba.佑さんは、下手側の前が女性子供専用エリアやったからまだ見えたけど、それでも手元までは見えなかった。ピック弾きか指弾きかも分からん。Dr.小夜子さんに至ってはスティックとシンバルしか見えなかった。MCでもアンコールで初めて喋った程度やったから、しれっと違う人が叩いてても分からんレベル。さっちゃんはハンドマイク曲になると前に出てきて台に乗ったりしてくれたから、割とお顔ははっきり見えた。でもキーボードを弾いてる時は全然見えなかった。

そんなレベルのライブでも楽しかった。演奏がどうとかアレンジがどうとかうだうだ語るんじゃなくて、シンプルに「ねごとのライブを観ている」ことを実感できた。音源だけ聴いてきたバンドを初めて観られたのもあって、「おぉ…ねごとや…本人や…」という、初めてライブに行き始めた時の感動もあった。矢継ぎ早に曲を演ってくれて嬉しかったし、新旧織り交ぜたセトリがこれまでの活動の集大成って感じがしてエモかった。

 

本編ラストが "アシンメトリ" ってのも感動したな。思うところがあった。個人的にねごとから少し離れ始めたのがこの頃やった。

当時、さっちゃんがキーボードを手放したのが気に入らなかった覚えがある。ちょうどいろんなライブに行き始めて、バンドスタイルこそ至高と思っちゃってた自分にはエレクトロ要素が受け入れられなかったのかな。あと新しいスタイルに挑戦したにもかかわらずシルエットで顔が見えないMVにも不満があったような気がする。

今となっては後悔してる。めちゃくちゃカッコいいやん。これを機に何でも出来るバンドになってたんだよ、ねごとは。何で他のバンドに浮気してたんやろう。

色々考えて聴いてたら鳥肌止まらんかった。さっちゃん、MVにも登場するデバイスみたいなやつ実際に持ってたな。カッコよかった。

良いライブやった。楽しかった。

 

アンコールではメンバー全員喋ってくれた。酒好きなさっちゃんが「雨後の月」という広島の日本酒をすごく好きだとか、"ドリーミードライバー" は広島で書いた曲なんだとか、小夜子さんが広島のホテルでヘアアイロンで火傷した話とか() まぁ広島の思い出をいっぱい語ってもらったところで俺が広島来たの去年やし、俺が今まで行けなかったのは関西にいた頃の大阪のライブなんやけども。

アンコールで最後に代表曲 "カロン" を演ってくれた。

まさかラストツアーでカロン外しをしてくるのかと思いながら2時間観てきたが、最後の最後に。やっぱりねごとと言えば世間のイメージとしてもこの曲だよね。当時auLISMOのCMソングに選ばれたこの曲、今やLISMOって言葉自体が懐かしい。色々昔を思い出すこともあって、終始エモみを感じながら盛り上がってました。

もっかい言う。ほんまに良いライブやった。

 

物販ではタオルを購入(先行で買ってたけど)。

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もうライブは無いのかも知れんけど、タオルやったら普段でも使えるよね。

あとCDも。通常盤を持ってた「ETERNALBEAT」の初回盤を。

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目当ては会場購入特典のポストカードです。もう次の機会は来ないかもしれない。

 

最初で最後のライブになったな。最後に観られてよかったな。本当に応援してきたファンにとっては俺も「解散するなら最後に観ておこう」勢の一人なのかも知れない。間違ってないです。

でも、初めてハマったガールズバンドの一つであることは間違いない。その事実は消えない。ねごとがいなかったら、女性ボーカルのアーティストを聴くことなんかなかったんじゃないかな。まぁ流石にそこからアイドルにまで手出すとは思わんかったけどな。

とはいえ、そう考えるとねごとは俺の聴く音楽の幅を広げてくれたバンドなのかも知れない。大学時代前半ぐらいまでに聴いていたバンドがみんな解散していく。シンプルに時代の流れなのかな。でも、今の俺が色んなジャンルのバンドを聴けているのは間違いなくその辺の影響を受けている。あの頃に出会えていたバンドはみんないつまでも好きでいられる自信があるよ。もちろんねごとも。

解散することについてMCで触れる場面もあって、さっちゃんが「ねごとの音楽は残るから」と言っていた。その通りです。これからも聴き続けていきますよ。一時期熱量が冷めてたこと詫びさせてくださいね。あの時期の分まで聴いていきますからね。

 

さっちゃんは音楽活動を続けると言っている。またどこかでさっちゃんのキラキラした歌が聴ける日を待っています。

では(=゚ω゚)ノ

 

ねごと お口ポカーン!LAST TOUR 〜寝ても覚めてもねごとじゃナイト〜

6/22 広島SECOND CRUTCH

セットリスト

1. インストゥルメンタル
2. 透き通る衝動
3. DESTINY
4. sharp #
5. ループ
6. greatwall
7. 透明な魚
8. トレモロ
9. ふわりのこと
10. シリウス
11. シンクロマニカ
12. 君の夢
13. Fall Down
14. 水中都市
15. メルシールー
16. シグナル
17. nameless
18. 憧憬
19. ETERNALBEAT
20. endless
21. LAST SCENE
22. アシンメトリ

en1. 雨
en2. 彗星シロップ
en3. カロン